不動産・建築専門　看板&のぼり&現場シートの製作

どうも、不動産応援.com店長の辻本です。

 

先日、興味深い駐車場看板のご注文を頂きました。

 

と、その前に

当店のご注文の流れが分からないと「興味深い」の意味が

伝わらないので、まずはご注文の流れを簡単に説明します。

 

当店にはご注文方法として「セレクトプラン」があります。

セレクトプランとは、まずはデザインサンプルを選び（セレクトし）

文字を変更することでオリジナルの看板に仕上げる。

 

とまあ、分りやすいプランのことです。

 

例えば、デザインサンプル内の

「契約駐車場」を「月極駐車場」へ、

電話番号を「○○-○○○」へ！

 

といった要領でご注文をして頂きます。

詳しくはこちらをご覧ください。

↓↓↓

http://www.fudousan-ouen.com/order_guide/sample.html

 

ここからが本題です↓

 

そのセレクトプランで「契約駐車場」を

「月決め駐車場」に変更というご指示がありました。

 

「月決め」！？

 

え？「月極」じゃなくて「月決め」？

普段取り扱う看板は、ほぼほぼ「月極」なので

疑問に思いました。

 

あなたも街で「月極駐車場」と書かれた看板を

見たことはありませんか？

 

ひょっとしたら「月極」って何て読むの？って

1回くらいは思ったかも知れません・・

 

余談ですが僕は子供の頃、ずっと「月極駐車場」の

看板を見て「月極」をなんて読むのか分かりませんでした。

げっきょく？とか読んでいました。

 

確認しましたが「月決め」で間違いないとのこと。

 

そこで「月決め」という表現もあるのか調べてみました。

 

 

すると、

 

 

あながち間違いではない事が

分かりました！

間違いと言ってますが、むしろ僕らが学校で習ったのは

こちら（月決め）ですよね。（月極と書く方が不思議でした・・）

 

遡（さかのぼ）ること、江戸時代になりますが

「決」と言う字は

「極」と書いていたというのです。

 

○古文書用語辞典 新人物往来社より

　【きま、きむ（究、極）】

①きむ（動詞）、決定する。

②きめ（名詞）、話し合ってきめること。約定。決定。

 

ちょっと難しいですね・・・

「月極」になった経緯をまとめると以下になります↓

 

戦前までは極（き）める＝約束という意味が強く、

月ごとに金額を決（極）めて支払いをするという事で、

「月極駐車場」となりました。

 

ところが昭和21年に当用漢字が決められ、

決＝きめる

極＝きわめる

と役割が分かれてしまいました。（知らなかった・・）

 

「月極駐車場」はその名残りで

今もその表記を続けているという事なのです。

 

他にも、相撲の決まり手の一つ、

極め出し（きめだし）など、

残っているものもあるようです。

 

いや、月極という文字には意外と歴史があるんですね。

 

こうやって看板の写真を見ると

常用漢字を習ってきた僕らには「月決め駐車場」の

方が自然と読めますよね。

 

地域によっても違うようなので、

あなたがお住まいの地域の駐車場看板は

「月極」なのか「月決め」なのか

注目してみるのも面白いですよ。

 

 

ちなみに、高知県は

「月決め」率がとても高いようです。

 

他にも変わった表現の看板を見つけたら、

是非、お送り下さいませ！

調べてまた記事にします（笑）

 

それではまた！

 

 

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