不動産・建築専門　看板&のぼり&現場シートの製作

こんにちは。
不動産応援.com看板製造担当の井上です。

 

前回アルミ複合板をご紹介させていただきましたが、

いかがでしたでしょうか？

 

募集看板、駐車場看板の材料シリーズということで、

今回は、アルミ複合板に引けを取らない、

人気材料、「塩ビ」を詳しくご紹介します。

 

 

塩ビは略称で、正確には「塩化ビニル板」と呼ばれます。

 

耐薬品性、電気絶縁性、難燃性が高い材料で、

柔軟性もあり、多少曲げても変形や破損はありません。

 

その上、強度もそれなりにあり、軽く、

加工しやすいので、看板の材料としては、

申し分のない材料ということになります。

 

弊社では、

厚みが１ｍｍの白色の塩ビを取り扱っております。

 

表面にはコーティングが施されており、アルミ複合板と

同様の光沢があります。

（印刷でインクがのると光沢は無くなります）

 

 

塩ビとアルミ複合板の決定的な違いは、

「軽さ」と「柔軟性」です。

 

厚みも影響していますが、

重さはアルミ複合板の半分以下です。

 

更に薄くかさばりにくいので、

看板の持ち運びが多い場合は大変便利な材料です。

 

柔軟性はご覧の通り。

 

 

手でも軽く曲げることが出来ます。

 

よくしなるので凹凸のある

フェンスでも難なく取付けることが出来ます。

 

看板がこんなに曲がって印刷が剥がれないの！？

 

と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

 

どうぞご安心ください。

印刷されたインクも一緒に伸縮するので、

印刷が剥がれ落ちる心配もありません。

（経年劣化により剥がれる可能性はございます。）

 

 

軽くて柔軟性があり、コストパフォーマンスも良い。

その上、設置可能場所も多い優秀な看板の材料です。

 

 

利点の多い 一方で、やはり難点もございます。

 

看板を設置する際に、結束バンドや針金を通すための

穴を開けることがよくあります。

 

しかし、この穴の周辺に大きな衝撃が加わると、

割れてしまうことがあります。

 

結束バンドで塩ビの看板をフェンスに取り付けていたけど、

台風の影響で穴の周りが割れてしまった…

 

柔軟性があるため、台風などの強い風の日は、

風を含んでバタバタとしなりやすく、

固定している穴の周囲に力が集中して、

穴が裂けるように割れてしまいます。

 

特に、設置して2年、3年と経年劣化が進むほど

割れやすくなってしまいます。

（設置して1年以内で割れることはそうそうありません。）

 

風が強い日は看板を外す等対策をすれば、

それだけ長持ちするということですね。

 

また、アルミ複合板よりも塩ビは耐候性が低くなります。

耐候性といっても材料自体ではなく、

募集看板や駐車場看板の場合は、色あせが基準となります。

 

材料はしっかりしているけど、色あせて文字が読めなくなると

看板として仕事が出来ないからです。

 

その色褪せを比べると、

アルミ複合板よりも少し劣ります。

 

耐久性（強度）や耐候性（色あせ）といった点で、

アルミ複合板に劣る塩ビですが、

コストバフォーマンス重視の方や

取り回しの良さをお求めの方には

ピッタリの看板の材料です。

 

 

まとめますと、

 

・軽くて柔軟性が高く、設置できる場所が多い

・コストバフォーマンスが良い

・耐久性や耐候性はアルミ複合板に劣る

 

以上の点が塩ビの特徴です。

 

 

アルミ複合板についてはこちらから詳しく解説しています↓↓↓

https://www.fudousan-ouen.com/diary/6437.html

 

 

合わせてご覧下さい。

 

 

お客様のご注文の助けになれば幸いです。

 

それでは、またの機会に。

 

 

 

 

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